大和・信楽・伊勢の山並みに囲まれたまち、伊賀上野。
古くから「三つ栗」の枕詞を持つ伊賀の国は、
大和朝廷の時代にまでさかのぼる歴史を持ち、
城跡や城下町の趣がいまも残されています。

この地で慶長十二年に創業した「桔梗屋織居」は、
藤堂藩の御用商人として本町通りに店を構え、
以来四百年余りにわたり和菓子を作り続けてまいりました。

伝統を大切に守りながらも手作りにこだわり、
それぞれの時代の暮らしや人々の想いに寄り添った、
菓子づくりを心がけております。

伊賀の歴史や文化、風土を映した和菓子を、
これからも皆さまにお届けしてまいります。